布目を数えながら規則的に刺し進める刺繡です
イタリアのドロンワークがノルウェーに伝わり、ノルウェー西部のハルダンゲル地方で盛んになりました
ハーダンガー刺繡は、欧風刺繡に この地方の自然環境から発想して作られた数々の模様をサテンステッチで加えて、素朴でありながら幾何学模様が美しい刺繡へと進化しました
4目ずつのブロックでストレートステッチ、サテンステッチ、縁まわりにボタンホールステッチを施し、織り糸を抜いた部分に様々なパターンの美しい透かし模様を作っていきます
【材料】
- 布
綿
コングレス、ダボサ
(1㎝ 7目×7目)
麻
コーク(1㎝ 8目×8目)、
ダブリン(1㎝ 10目×10目)
など1㎝ 7~10目のもの
- 糸
コットンパールなど
5番~12番
- 針
タピストリー針、
(18~24番)
織り糸を刺さないで布目にスムーズに針を運ぶために、針の先が丸いもの
- はさみ 織り糸を一本一本カットするため、よく切れる先の反り返っているもの
図案を写さず、刺し進めることができるので、絵を描くのが得意でなくても抵抗なく始められます
私自身がそうでしたが、下準備がほとんどなく始められ、無心でサクサクと進むのでとても心地よいです
欧風刺繡のステッチやアジュール刺繡と組み合わせると清楚で美しく仕上がります
[