180cmのテーブルライナー
【シュバルム刺繡】
上品でつつましやかながら、美しく可憐な図案がとても魅力です
ドイツで教会や一部の貴族や民族衣装で用いられた刺繡ですが、時を経て一般家庭のリネンやコットンに使われるようになりました
図案は、丸やハート、星、花、鳥、葉をモチーフにしたものが多く、曲線的なので優しく可愛らしい印象です
進め方としては
まず布に図案を写し、コーラルステッチ、ボタンホールステッチをします
織り糸を抜く箇所は、コーラルステッチの内側にチェーンステッチをし、模様に応じて織り糸をカットします
この部分はちょっと緊張です
そして、残った糸をドロンワーク、アジュール刺繡、フィレ刺繡などでかがり、模様が出来上がっていく楽しい作業です
アイロンをかけて完成、至福の時です
織り糸をカットする点やかがり方など、ハーダンガー刺繡やアジュール刺繡との共通点が多いです
さらにヒーダボーやドロンワークなどと相性が良いので、組み合わせることで作品の幅が広がります
布は白、未晒し、生成りのリネンやコットン、糸は白やベージュ系のアブローダーと落ち着いた色味です
デザインも清楚なので、部屋をさり気なく演出してくれます
長年にわたり使用していても、飽きが来なくて、ますます愛着がわきます
手間と時間をかけて丁寧に、ゆったりと刺し進めるのは心が満たされ、優雅な時間だと思っています
家での長期的な趣味としていかがでしょうか